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FOMA(3G)が2026年3月末に停波となります。

株式会社NTTドコモは、第3世代移動通信方式の「FOMA」および「iモード」のサービス提供終了日を2026年3月31日と発表しました。
2020年春より第5世代である5Gサービスが始まるというビッグニュースがある中、2世代前の通信方式が終了する形となります。

終了までのスケジュールとしては、下記の通りです。
2019年9月30日 「FOMA」音声プランおよび「iモード」 新規受付終了済
2020年3月31日 「FOMAデータプラン」および「ユビキタスプラン」 新規受付終了
2026年3月31日 「FOMA」停波

終了となる理由として、
第4世代通信方式LTE(4G)が普及し、ガラケーからスマホに乗り換えが進んだこと
第5世代通信方式(5G)の基地局整備に経営資源を集中するため
とのことです。

3G、4G、5Gはそれぞれ基地局が必要となり、維持管理にも相当の費用が掛かるため仕方のないことと言えます。

ただ、FOMA回線は2019年時点で1800万回線以上の契約数があり、これから6年以内にこれらを4Gや5Gなど別の通信方式に切り替える必要が出てきます。
FOMAは無線で情報のやり取りができ、安価というメリットがあり、実は私たちの身近でいろいろな機器に組み込まれて使われています。

色んな所で使われているFOMAを利用したIoT機器やサービス
・自動販売機の在庫状況管理
・ガスメーターの自動検針
・クレジットカード決済端末
・カーテレマティクス(運行管理等)
・電光掲示板(ニュース、交通情報等)
・防犯カメラ映像伝送
・各種遠隔監視システム

  画像:FOMA通信モジュール

このようにFOMAはあらゆる所で使われ、これらも切り替え対象となることから大きな問題となっています。
当社では、上下水道分野を中心とした遠隔監視システム「SOFINET CLOUD」でFOMAを利用している機器があり、対象のお客様には切り替えのご提案をさせて頂きます。

遠隔監視システム「SOFINET CLOUD」のページはこちら

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