次世代通信規格「5G」の時代がいよいよ 【モバイル通信規格の話】

その他|2018.08.06

スマートフォンやタブレットの利用率は年々増加しており、総務省の調査によると全年代で70%を超えました。特に、20代30代の利用率は90%を超えており、50代においても60%を超える高い数値となっています。
YouTubeやTwitterなどインターネットメディアの普及により、テレビよりインターネットの利用時間の方が長いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような現状により、モバイル通信のデータ量はこれからもますます増加していくと予測されています。

さて、スマートフォンのアンテナマークの横に、「4G」や「LTE」、「3G」と表示されているのはご存知でしょうか?
「3G」や「4G」は、モバイル通信の規格を表す言葉で、「G」は「Generation」の略です。つまり、「3G」は第3世代、「4G」は第4世代という意味です。ちなみに「LTE」と「4G」は同じものと理解して頂いて構いません。
NTTドコモでは、「3G」は「FOMA」、「4G」は「Xi(クロッシィ)」という名称でサービス提供されています。

通信速度は「4G」のほうが早いですが、「3G」は障害物に強いという特性があり、ビルの谷間や山間地などでは「3G」しか通信できないエリアが今も存在します。
スマートフォンには、「3G」と「4G」を自動的に切り替える機能があり、常に最適な方を選択するようになっているため私たちはどこからでも気にすることなく利用できる仕組みです。

そして、東京オリンピックが開催される2020年に第5世代通信規格「5G」のサービス開始を目指して、各通信会社では研究開発や実証実験などが行われています。
では、第5世代の通信規格「5G」の登場により何がわかるのでしょうか。
ただ通信速度が早くなるという単純な高速化だけではなく、未来社会を見据えた新しい価値が詰め込まれているのです。

①高速・大容量
「5G」は「4G」の100倍の通信速度を実現!
映画丸ごと1本ダウンロードするのが5秒程度で出来るようになったり、8Kの高精細な映像が見られるようになります。
VR(仮想現実)やAR(拡張現実)技術を使った新たなコンテンツが利用出来るようになります。

②多数同時接続
「4G」の10倍となる、1平方キロメートルあたり100万台の端末が同時接続可能!
自動車や家電など身の回りのあらゆるものがインターネットに繋げることが出来るようになります。

大きなスポーツ会場に沢山のカメラを設置し、任意のカメラを自分で選択して観ることが出来るなどの使い方が想定されています。

③低遅延・高信頼
データ到達の遅延時間が「4G」の100分の1秒に対して、「5G」では1000分の1秒を実現!
「4G」での遠隔操作においては、この遅延時間が大きな問題となっていました。ちょっとした反応の遅れが事故に繋がるからです。
よりリアルタイムに通信が出来ることにより、車の自動運転や、ドローンの遠隔操作、シビアな機械制御など利用の幅が広がります。

以上のように、第5世代の通信規格「5G」は、単なるスマートフォンの通信規格にとどまらず、あらゆる可能性を秘めた未来の通信規格と言えます。
これまでにないエンターテインメントを体験出来たり、、本格的なIoTを感じられる新しい時代はもうすぐそこまで来ています。

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注:「5G」につきましては開発研究が行われている最中です。上記内容が最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。