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スマホの「ウィルス感染通知」にご注意ください

スマートフォンでWebサイトを閲覧していると、突然「ウィルスに感染しています」という表示が出て驚かれたことはありませんか?
表示の内容を見ると、「SIMカードが破損し、連絡先、写真、データ、アプリケーションなどが破損する可能性があります。」などと書かれており、大変なことになったと慌ててしまいます。

上記のようなウイルス感染警告メッセージの正体は、「フェイクアラート」と言われるニセモノの警告メッセージで、実態は警告」ではなく「ネット広告」です。
Webサイトを閲覧すると、貼られている広告に埋め込まれたプログラムが起動し警告メッセージに見せた広告が表示される仕組みです。
Googleと表示されていますが嘘で、実際にウィルスに感染している訳ではありませんのでご安心ください。
ウィルスに感染したと勘違いして、メッセージの下の方にある「早急に修復する」というボタンをクリックすると、ウィルスを除去するアプリをインストールする画面に誘導されます。
このアプリをインストールしてしまうと感染警告メッセージを表示させた広告主に報酬(アフェリエイト)が入る仕組みです。

もし感染警告メッセージが表示されたらどうしたらいいの?

1.画面の「戻る」ではなく、ブラウザごと閉じてしまう。
2.消しても何度も表示される場合は、ホーム画面に戻ってアプリをすべて終了する。
3.もし誤ってインストールしてしまったら、インストールしたアプリをアンインストールする。
4.出来れば信頼できるウィルス対策ソフトで感染していないか確認する。

焦らずにネット広告だと思って冷静に対応しましょう。

ご注意点としまして、
本当に何らかのウィルスに感染して、ウィルス対策アプリなどが特定のアプリの削除を警告している場合があります。
フェイクアラートとの見極め方法は、「インストール」と表示されているのか「削除」と表示されているのかで判断できます。
「インストール」の画面に導こうとしている場合はフェイクアラートで、「削除」を促している場合本当の可能性が高いです。

巧妙化する新しい手口に騙されないよう、怪しいと感じられたらWebサイトで同様の事例がないかを検索して頂くと良いと思います。


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