今話題の「USB Type-C」規格と活用事例について

その他|2019.04.15

最近発売されるノートパソコンやスマートフォンには「USB Type-Cポート」を搭載した機種が増えてきました。
また、アップルがiPad Proに採用したり、インターフェースがUSB Type-Cのみといったノートパソコンが登場するなど、ちょっとした話題となっています。
しかし、Gen1?給電?オルタネート?Thunderbolt?など様々な規格があり、非常にややこしくなっています。
今回は、USB Type-Cの特徴や活用方法をご紹介します。


★コネクタの種類
普段よく使うコネクタの種類と特徴を纏めました。
ちなみにLightningはアップル独自の規格であり、USBの一種ではありません。


★USB Type-Cの特徴

1.上下の向きがないシンメトリーデザインのコネクタ
上下左右対称なデザインのコネクタになっており、どちらの向きでも挿し込むことが出来ます。
従来の「USB Type-A」のように、上下反対向きで挿さらずにイライラすることはありません。

2.超高速データ転送が可能
USB 3.1 Gen1では5Gbps、USB 3.1 Gen2では10Gbpsのデータ転送速度があります。
USB 3.1 Gen2は、USB 2.0と比較すると約20倍の速さでデータ転送が可能になります。
※Gen=Generation(世代)の略

3.Power Delivery対応であれば、最大100Wまでの電源供給が可能
これまでのUSB Type-Aや、Micro USB Type-Bでは、最大7.5Wまでの給電にしか対応していませんでした。
「Power Delivery(PD)」に対応したUSB Type-Cでは、最大100Wまでの給電に対応しており、1本のケーブルで複数の機器に電力を供給することが出来ます。

4.ケーブル1本で映像信号の送出が可能
「Alternate Mode(オルタネートモード):DisplayPort(DP)」に対応したUSB Type-Cでは、映像信号をUSBケーブル1本で送ることが出来ます。
USB Type-C対応ディスプレイであれば、ケーブル1本接続するだけで外部ディスプレイとして利用でき、同時にノートパソコンへの充電も出来ます。


★USB Type-Cには3種類の仕様
USB Type-Cというのは、単にコネクタ形状のことで、大きく分けて下記の3種類があります。
Thunderboltは、インテルとアップルが共同開発した高速汎用データ通信技術です。
Thunderbolt3ではコネクタ形状にUSB Type-Cを採用し、すべての機能を備えた最上位仕様と言えます。

ノートパソコンの仕様書には下記のように記載されます。


★活用事例1 ~ACアダプタが不要に~
ACアダプタって、かさばるので持ち運びに困りますよね。
そこで、USB Type-C PowerDelivery対応のAC充電器にすると、コンパクトで、ノートパソコンだけでなくスマートフォンの充電もこれ1台で出来ますので荷物を少なくすることが出来ます。

※画像の製品は、サンワサプライ製 USB Power Delivery対応AC充電器(45W) ACA-PD58BK
※お使いのパソコンが、USB Type-C Power Deliveryに対応している必要があります。


★活用事例2 ~モバイルPCを事務所では大画面で~
USB Type-C対応ディスプレイはまだまだ高価です。そこでドッキングステーションはいかがでしょうか?
ドッキングステーションには、HDMIポートやVGAポートがあり今お使いのディスプレイが利用できます。

最近流行りのウルトラブックは持ち運びには便利ですが、画面が小さくて作業性は良くないですよね。
そこで、事務所では大画面で作業し、外出時にはサッと持ち出すという使い方がケーブル1本の抜き差しで実現できます。

※画像の製品は、サンワサプライ製 USB Type-Cドッキングステーション 400-VGA015
※お使いのパソコンが、USB Type-C Alternate ModeもしくはThunderboltに対応している必要があります。


★使用するケーブルにはご注意

なにかと便利なUSB Type-Cですが、使用するケーブルについては注意が必要です。
一概にUSB Type-Cケーブルと言っても、PowerDeliveryに対応していないもの、Alternate Modeに対応していないものなどがあります。
間違ったケーブルを使用すると、性能が発揮できなかったり、機器の破損や発火等の危険もあります。
ちゃんと仕様を確認してから使用するようにしてください。


2019年4月、Thunderbolt3をベースとしたUSB4(転送速度40Gbps)が発表され、今後はすべての端末のコネクタ形状がUSB Type-Cに統一されていくかもしれません。
街のあちこちにUSB Type-Cポートが設置され、ケーブル1本でどこでも充電できるようになると便利ですね。
ノートパソコンの買い替えをお考えの方は、USB Type-C(PD対応)ポート搭載の製品を選ばれると良いと思います。